2025.03.02
なかなか治らないオスグッド
小、中、高校生の時期には成長痛と言われる膝やかかと、腕、肘の痛みがよく起こりますが、
特にスポーツをしている学生はこの成長痛に悩まされることが多いのではないでしょうか?
今回はその中でも特に多いオスグッドを解説します。
オスグッドとひとくくりに言っても痛みが軽いものからかなり強いものまで
様々で、特に痛みが強く長引いているものは治りにくい傾向にあります。
1人1人の程度が大きく異なるため、早期に正しい対処法が必要となります。
発見が遅れて痛みが強くなっている場合は難渋することが多いため、
オスグッドで悩んでいる方はぜひ最後まで読んでください。
お皿の下の出っ張った脛の骨に痛みが出るオスグッド(オスグッド・シュラッター病)ですが、
子供の柔らかい骨がももの筋肉によって繰り返し引っ張られ、表面がペリっとはがれた状態になります。
つまり骨のダメージであるため、いかに引っ張る力を減らせるかが肝になります。
痛みの程度は個人差が大きく、すぐに治ってしまう子からなかなか改善しない子まで幅広くありますが
長期にわたり痛みが続いている場合は改善するまでにかなりの時間がかかってしまう可能性があります。
結論から言うとオスグッドの痛みが出始めたらすぐに対処することが重要で、何もせず痛みを抱えながら
負荷を与え続けると難治性のオスグッドになってしまい治るまでにかなりの時間を要します。
難治性のものになると、かなり治りが悪く長期的に治療しなければならないため、指導者や親が早く気づき
対処してあげることが大切です。
当院では超音波エコーを使い、オスグッドの状態を確認し治療計画を提案します。
画像で骨の状態を一緒に確認しどのような状態になっているのか、どの段階なのか、今後どうすれば
早く治るのかをお伝えします。
正常の足
オスグッドの足
オスグッドの足
オスグッドの足はボコボコしている様子がわかると思います。このように骨がはがれてしまう前に
発見し、早期治療をすると回復も早くなります。
オスグッドの治療はもちろんですがオスグッドに負担のかかる動きを
無意識のうちにしていることも多いため、ダメな動きを理解してもらい
家で出来るエクササイズをお伝えしています。
悪い例
良い例
オスグッドはよくあるものだからほっとけばそのうち治ると軽く見ず、できるだけ早く治療を開始することが
早期復帰に繋がり競技からの長期離脱を防げます。
オスグッドでお悩みの方は一度ご相談ください。
KADONO治療院 Athaid LABO 門野 隆顕
岐阜県瑞穂市野田新田4138-20エイム瑞穂ビル2B